1999年公開。ジーナ・ローランズ＆カサヴェテスに挑むその心意気や良し。だがしかし結果は惨敗… 先ず主演のシャロン・ストーンがお洒落で綺麗過ぎる。モデルの様に華やかでまるで汚れ感が無いからキャラクターに深みがない。冒頭、刑務所に居ながらヘアスタイルとメイクがバッチリキマったグロリア、囚人仲間から英雄扱いされる謎のシーン。この出所のシークエンスまるまる要らないと思うな。全般的に脚本も演出も大味で、子供とどうやって心を通わせ合ったのかよく分からない。本作ならではの新解釈や独創性も無し。ただストーンの美貌は眼福なので損した気分にはならないのが救い。というか、それを楽しむためにこの映画があると思えば良いのかな。それにしてもこのパッケージデザインは酷いな〜
オリジナルからおよそ20年後のリメイクでシドニー・ルメットは何がやりたかったんだろう？思わずこのあと久しぶりに『狼たちの午後』を観て溜飲を下げました
