アメコミ映画史に残る最高傑作!宿命を受け入れたピーターが恋と友情の間に悩み苦しむ...
大学生になり、スパイダーマンとしての活動と普通の人生を両立することが困難になるほどの多忙な生活に。アルバイトもクビになり、授業も落大寸前、、ヒーロー活動にもバッシングが高まり一時は引退をも決意。
スパイダーウェブも心理状態で出力が変化するという新(映画オリジナル)設定で、全編にメンタルの乱高下が表される。
新たなヴィランとして立ち塞がるのはかつてのメンターが闇堕ちし、マッドサイエンティストとなったドック・オク。蛸足アームはスパイダーマンを上回るパワーとスピードで戦闘では大いに苦戦。
立ち上がる市民の描写は前作にも続き、サム・ライミの性善説的な群衆像は列車上の救出劇で顔バレしたスパイダーマンを守り抜く姿にも明らか。
MJことキルスティン・ダンストは髪の毛をついに赤毛に染め(前作ではカツラ)るほどの気合いの入り様。前作にも増して神々しいまでの美しさを披露する一方で、心理描写の不安定さはシリーズ随一なのがただ惜しい...