2023-153
相米慎二作品リレー9作品目
相米慎二作品たる冒頭海のワンカット、流石相米慎二たるやという感想。
今作の内容としてみると、これまで観てきた相米慎二作品のなかで1番刺さらなかった。
「生と死」、「男と女」のような大幅なテーマであることが多いが、今作はその点でも杜撰さがあるような印象を受ける。
そして相米作品に求めているのは極めてカルト的で、映画でしか味わえない悍ましさ、不均衡さなのかもしれない。
どんなに好きな監督の作品であっても、それを全て是として受けいれる、そんなことはないんだろう。