numahd

ゴジラのnumahdのレビュー・感想・評価

ゴジラ(1954年製作の映画)
4.2
「-1」の予習のために。
素晴らしい。。
とにかく編集テンポが良く、各ショットの構図やカメラワークも見事。恐怖の煽りも上手くてゴジラ登場シーンは本当に「怖い」と今でも思える。
終戦からわずか9年でこの作品が作られたという事も凄い。やはりゴジラは戦争、核兵器のトラウマの化身であり、戦死者などの犠牲者の怨念の塊とも思える。
「政治」「科学」「民間」「報道」それぞれの描き方も無理なく入ってくるし、テレビ塔から中継するアナウンサーが襲われる直前に「さようなら!皆さんさようなら!」と言うのが妙なリアリティを感じてより恐ろしく、そして素晴らしいと思った。
numahd

numahd