初めて観ましたが、これは反戦映画ですね。核兵器に対するアンチテーゼ。
1954年公開ですが、まだ戦後9年しか経っていない時ですから、まだまだ戦争のトラウマが人々の心に残っている時代です。なおかつ米ソ冷戦核戦争の脅威が世界的に広がっていた時代でもあります。
制作陣の反戦反核への強い思いが結実した作品
でしょう。
ここから、時代を超えて国を超えて脈々と作り続けられるゴジラ作品。それはすなわち戦争目的であろうと平和利用であろうと、核というものに対する脅威や姿勢考え方を、都度つどあらためて我々に気づかせ意識させる、そういう作品なのであろうと思います。
戦争と暴力は、絶対にあってはならない。