さすらい農場

ゴジラのさすらい農場のレビュー・感想・評価

ゴジラ(1954年製作の映画)
5.0
「海が、爆発した」
始まりは難破した備後丸の生存者が残した言葉
いや、全ての始まりはアメリカの原・水爆実験

水爆大怪獣による暴襲を描き【核兵器の恐怖】を視覚化した、世界に誇る日本映画の至宝

【テーマ考察】
真っ黒な顔と牙は、まるで巨大な鬼のよう
感情の無い虚ろな目が不気味
大きく裂けた口から吐き出すのは
恐ろしい [死の放射能火炎]

「もうすぐお父様のところへ行けるのよ」
子を抱き死を覚悟する母子
生々しい戦争の惨禍が蘇る
当時の劇場は涙に包まれたはず

ー 安らぎよ 光よ とくかえれかし ー
[平和への祈り]は巨大な暴虐に苦しんだ全ての人の願い
若き科学者の苦悩は、人間の良心に訴える
どんな技術も[愛と誠]が無ければ、科学は悪魔の手先となる

[怪獣映画]というジャンル分けが間違いの始まり
後に続くシリーズは意義を見失ったお祭り映画
(おかげで名物キャラもたくさん生まれたけど)
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【生物学的考察】
大戸島の伝説にちなみ
[呉爾羅(ゴジラ)] と呼称される怪生物
[二百万年以前の侏羅紀に棲息した海棲爬虫類]と定義されるが…
小さな前脚には[水かき]、
巨大な後脚はそれが元々[陸上生物]だった事を示す
重要なのは頭部の[小さな耳]
これは怪生物が [哺乳類] である事を示す
以上の特徴によりゴジラの正体は
海獺(ラッコ)🦦の突然変異と推察する
 以上

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剣々さん主催[まだ観てないん会]選定作品
遅ればせながら参加いたします
絶好の機会を与えて頂き有難うございました☆(^^)