DMM TVにて 2024/04/04
配信で観られるとわかりさっそく鑑賞。
ドォオオン!ドォオオン!ドォオオン!
そして雄叫び。
ストーリー、メッセージ、音楽、兵器、特撮、どれをとっても素晴らしい。
当時、先の大戦から帰還してきた人たちがいることもあり、このころの作品の戦闘シーンのクオリティは高く、実にリアル。
劇中のテーマ音楽はあまりにも有名で、70年たった今も変わることなく受け継がれていることがとにかくすごい。
昭和前半の曲なのに今の人が聴いても心に強く残るのではないか。
最後の張り裂けるようなゴジラの叫び。
女性の祈りの合唱とともに、負傷した人たちや瓦礫の山が映し出されたとき、終戦後のいちめんの焼け野原が重なるのも当然のこと。
水爆実験と第五福竜丸の事件が、終戦から9年しか経っていなかったことに驚きつつも、これだけメッセージ性の強い作品を作り上げた気概にひたすら感動しかない。
日本はただただ敗戦国として下を向いて打ちひしがれていただけではなかったんだ。