なっこ

ゴジラのなっこのレビュー・感想・評価

ゴジラ(1954年製作の映画)
3.1
あらすじ◆太平洋の沖合いで船舶が次々に沈没する事件が発生。数少ない生存者が、巨大な怪獣の目撃談をもたらす。古生物学者の山根博士(志村喬)や助手で娘の恵美子(河内桃子)、その恋人でサルベージ機関の所長・尾形(宝田明)らで結成された調査団が事件現場近くに浮かぶ大戸島に派遣され、やがて彼らの前に怪獣が姿を現す…。東京を襲う怪獣ゴジラと人間との戦いを迫力ある映像で描き、特撮映画の金字塔となった「ゴジラ」のシリーズ1作目。

鑑賞作は、2014年「ゴジラ」公開60周年を記念に作成した「60周年記念デジタルリマスター版」(1954年/日本/1時間37分)

ゴジラのことを考えていると、なぜかB'zの「イチブトゼンブ」が頭から離れない。

たとえ異質な部分があったとしても、愛し抜けるポイントが1つでもあれば、人は歩み寄っていけるはずなのだと思う。

人間は自然の一部であって、科学は万能ではなくて、恩恵の全てを解明出来てはいなくてもその中で人の営みは共にこれまでもそしてこれからもあるべきで、

悪質だと決めつけて排除することだけを考えていると戦う道しか無くなる。
戦わない戦い方も、共に生かす生き方もあるはず、
その道を探ることをけして諦めるべきではないと、恐怖にさらされても尚科学的探究心を失わない老博士の姿勢に考えさせられた。

時代は変わったのだろうか。
歴史は繰り返される、
“なぜ”を問う姿勢を持ち続けたいと思う。
なっこ

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