剣々

ゴジラの剣々のレビュー・感想・評価

ゴジラ(1954年製作の映画)
4.5
怪獣王爆誕

小笠原諸島近海で相次いで船が謎の失踪を遂げた生存者が流れ着いた大戸島へ取材に来た新聞記者に、老漁師は島に古くから伝わる海の怪物ゴジラの仕業だと告げる
そしね大戸島を災害が遅いその証言から、島に調査に向かった古生物学者の山根博士の前に巨体は姿を現した!
そして日本本土へもゴジラの脅威は迫っているのだった

記念すべきゴジラ誕生の作品
再鑑賞再レビューですが何度観ても面白い!
色んな作品が溢れる現代でもこれだけ面白いんだから、当時の衝撃は凄かったんでしょうね

作品が始まって直後からあの鳴き声とテーマ曲でがっちり心を掴みにきますね
そして全貌の見えない事件が起こり、そこから少しずつ姿が浮き上がってくるゴジラ
得体の知れない存在がいるって感じが凄く良い!

そして徐々に恐怖感を煽ったうえで満を持して本土上陸!
感情すら読み取れない表情で、通った場所は瓦礫の山と化し火の海に沈んでいきます
人間にはどうしようもないと言わんばかりの恐ろしさに、老若男女問わずクローズアップされた人々の散り際が印象に残りますね
最新のCGに比べれば迫力は劣るかも知れないが、生の特撮だからこその恐ろしさを感じます

そして結末は知っていても、終盤の人間ドラマの重厚で見応え抜群です
やっぱり最後は話に引き込まれてしまいますね
マッドサイエンティストみたいな見た目でも、芹沢博士の研究者としての苦悩と葛藤には心揺さぶられました
決意と共に見せた漢気は素晴らしかった!!
物悲しく切ない余韻と強烈なメッセージ性間違いない名作です

世界に誇る怪獣王の最初の一歩を描く作品でした



【雑記】
今回のまだ観てないん会でした
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期日:12/9(土)
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