和製フィルム・ノワール、すなわち「ニッポンの悪役たちを楽しむ映画」。
成田三樹夫がここまで主役に近い形でガッツリ登場するのが珍しくもあり、嬉しくもあり。しかも小童扱い(笑)。
思わせ振りに出てく…
雷蔵のニヒルな笑みに痺れっぱなし。そして一画面一画面が絵画のような美しさ。まさかこんなに美しい映画だとは!成田三樹夫が雷蔵に殺しの依頼に行き二人がネオンの光に包まれて話してるシーンとか、墓場の中に立…
>>続きを読む1967年公開。市川雷蔵主演×森一生監督×宮川一夫撮影というラインナップで、しかも和製ノワールと聞けばもう観るしかないヤツ。で、これがまためちゃめちゃ面白い。
普段は寡黙な小料理屋のオヤジ、しかして…
そろそろ「映画は大映」も見れるものはあらかた見て、次は『眠狂四郎』かなぁと思っていたところ、市川雷蔵コーナーで「増村保造脚本」の本作を発見
82分のうち、開始30分くらいは大した言葉も発せず、仕事…
市川雷蔵がカッコいい!
すべてのカットの画がカッコいい!
80分なのも、カッコいい!?
最高でした。
確かに、短編小説っぽいかも...
たまに入る赤色が映えます。
あと、一番最初の女中さん、小林幸子…
作られた年、寡黙な作り、静の中で映える動、超然的な殺し屋という主人公像ともに、フランス映画の「サムライ」と被っている。それだけならまだしも、主人公が銃を突きつけられているシーンなど構図が完全に一致し…
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