Kumonohate

ある殺し屋のKumonohateのレビュー・感想・評価

ある殺し屋(1967年製作の映画)
4.5
むちゃむちゃ面白い。市川雷蔵の殺気を表に出さない物静かだが凄腕の殺し屋ぶり、その殺し屋に憧れつつも出し抜こうとする若造の成田三樹夫、そんな男たちに接近しては利用しようとする野川由美子。この3人のコンビネーションが抜群。さらに、舞台の多くを占める、たぶん京浜工業地帯のどこかの、まだ工場も何も建ってない、土砂がむき出しの殺風景な埋め立て地。臨海だが潤いとは無縁の風景がストーリーと見事にマッチング。で、ときおり鳴るシンプルな音楽。どこをとっても痺れまくり。格好いい。
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