「ある殺し屋」
冒頭、駅からタクシーへ乗込むスーツ姿の男。
降りた先は港、小屋を見て墓地道を歩き、巻物を開き二丁の拳銃が。
そこでタイトルバック、雨の中を一人のオンナがアパートに。
今…
寂れた建物に集う男女三人で静かに展開する和製フィルムノワール。
日本に見えないロケ地の撮影がすごい。
雰囲気はジム・ジャームッシュの『ダウンバイロー』みたい。
殺しが裏家業の市川雷蔵は、表の顔での板…
ファーストシーンからロケーションと宮川一夫の撮影がもうキマりまくっていてこれは傑作と決めつけた。市川雷蔵がどちゃくそかっこよくて惚れたし、特攻隊上がりということ以外は主人公の内面を一切語らない登場人…
>>続きを読む主人公塩沢は特攻崩れの凄腕の殺し屋。表向きは小料理屋の主人として静かに暮らしている。滅多なことでは仕事を受けないが、ある日、木村組から大和田という男を消してほしいという依頼が入る。ヤクザ同士の争い…
>>続きを読む雷蔵祭で見逃したけど、配信で観られるとは。日本のフィルムノワールカッコいい。ちょっと時系列のいじりあり。ラストのバトルでの小道具使いに驚くし、こういう作品を観たあとの観客みたいな反応する成田三樹夫が…
>>続きを読むさすが世界の宮川一夫カメラマン。ファーストシーンからの画面の「キマリっぷり」に惚れ惚れする。
構図から光から色合いから、画面で魅せる映画の気持ちよさ。
そこには市川雷蔵の立ち姿で一気に畳み掛けてく…
んーーーーー好きなタイプの映画ではあるが、もうちょっと何か欲しかったな!って感じ。ほんのちょっとの物足りなさ。80分の映画なんでそのミニマル感を狙ったのでありましょうけど。主人公は市川雷蔵演じる超有…
>>続きを読む冒頭から現在の雷蔵と野川由美子、過去の2人、現在の野川由美子と成田三樹夫のエピソードなどが交錯して、謎を折り込みながらストーリーが語られていくので、先が気になり面白かった。物をほとんど置かずにスカス…
>>続きを読む名カメラマン・宮田一夫の最高の仕事がてんこ盛りやんけー。
引き画で状況を見せすぐさま寄り画で主人公の思考と行動を見せる。その間セリフは一切ない。痺れるー!
森一生監督のスマートな演出もスンバらしいし…