フランシス・ポール・ウィルソンの原作は全6部作にも及ぶ壮大なスペクタクルホラーなのだそうです。本作もジャケットで矢鱈と期待を煽るので凄いものが観られそうだと思っていざ観てみると、雰囲気はそれなりにあるもののこじんまりしていて、ジャケットの真ん中を陣取っている怪物もデザインはかっこいいのですが、着ぐるみ感満載の人間サイズで造形もいまいちなので拍子抜けしてしまいます。人間は爆発しますがゴア描写というわけではないので、ホラー描写も少なめです。
監督のマイケル・マンは後のフィルモグラフィーを見てもわかりますが、ホラージャンルの人ではないので、割を食ったかもしれませんね。なので、今こそ相応しい監督でリメイクしたらいいと思います。
