ずっと不穏な空気が流れている。
特に、初代カリスマを撤去したあとの風吹ジュンと洞口依子が家でくつろぐ姿の、今にも崩れそうなのどかさには息を呑んだ。
哲学的内容よりも長回しを平気で耐える強力な画面構築…
再見。映画前半で役所広司がものを食べるシーンが結構あるんだけど、生きようとすることと殺すことは同じというこの映画のテーマを思うと、森の木が次々と倒れていくのはカリスマの食事(捕食か? 風吹ジュンは「…
>>続きを読む黒沢監督・役所広司コンビ。これで「cure」に続き2作目である。カリスマと呼ばれる一本の木を巡って、様々な思惑が交錯する。途中でカリスマは燃えてしまうが、藪池(役所)は森全体か一本の特別の木かという…
>>続きを読む冴えない風景の中にある1本の木、カリスマをめぐるドタバタ劇。
死んだ目の権力のイヌ役所広司が徐々に、不気味にイキイキしはじめる。
『CURE』の再現のように、イヌは高次の存在になる。
「ヤブイケ、…
何年ぶりかに2度目の鑑賞。
分からないところは分からないままだった。でも分からないってことはつまらないってことではないんだと再確認。
冒頭のシーンは鮮明に覚えてた。
キノコのシーンは前見たときも笑っ…
日活・キングレコード・東京テアトル