このレビューはネタバレを含みます
山本周五郎の原作通り、人情の機微を描いている。
3話のオムニバス形式で、中村錦之助がそれぞれの主役を演じ分けている。
特に「ちゃん」が良かった。
愚直に職人気質を貫く主人公が、「時勢を考えた仕事を…
山本周五郎原作の人情劇。田坂具隆監督の確かな演出による3話構成のオムニバス。
映画自体は3時間程あるがそれぞれ約1時間と見やすくはなっている。
3話はそれぞれタイトルそのままに『冷飯』、『おさん』、…
再見。錦之介主演、周五郎原作の三話オムニバス。
やはり三田佳子と新珠三千代の二話目が男と女のセックスを描きながら儚さが夢のように漂いすばらしい。
オーガスムに達する時、知らない男の名を叫ぶ妻の三田。…
なんとも不思議な取り合わせのオムニバス時代劇映画だった。
半世紀以上も昔の日本の映画作製陣達の柔軟な表現と役者達のパワーに自分の知らない世界を垣間見たようでわくわくした。
山本周五郎の短編3作をオ…
山本周五郎原作の3話から成るオムニバス映画。田坂具隆監督作品。
3話とも中村錦之助が主演するが、それぞれ異なる雰囲気の男を演じる。また、いずれもチョンマゲ時代の話。
1話あたり約1時間なので、約3時…
オムニバスの3部構成。
「冷飯」階級社会と身分制度を笑うコメディ。
「おさん」魔性の女に惑わされる幻想メロドラマ。
「ちゃん」頑固な職人と家族の人情噺。
山本周五郎に特徴的な時代小説でありながら当今…
“冷飯”と“おさん”と“ちゃん”なんだね、ずっと“冷飯”と“おさんとちゃん”だと思っていた。“おさんとちゃん”って何の方言だろうと…。東映時代劇から任侠路線に切り替わるフィナーレ飾る太平オムニバス時…
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