ちぬちぃぬ

十七人の忍者のちぬちぃぬのレビュー・感想・評価

十七人の忍者(1963年製作の映画)
3.6
伊賀忍者VS根来忍者 1963年の映画
当時は映画会社挙って“忍者モノ”を作っていたそうで。

定番中の定番、“伊賀忍者”対“根来忍者”ですが
本作は(私が大好きな)『仮面の忍者 赤影』のようなキッズ向け作品というほど子供っぽいものではなくて、大人から子供まで楽しめる内容だったように思います

いつも
「伊賀」が善
「根来」が悪
みたいに…わりと単純に描かれ気味
本当のところ、どこまでそういう要素があんのかな

【忍者】関連は創作物がとても多くて、映像作品に限らず、小説や漫画も大量にあると思います
「忍たま」とかまで入れるともう、いくら架空でも跡形もないアレンジっぷり

しかし、この映画は娯楽作品なりにリアリティも感じられました
いくつかの日本のお城には堀と石垣があったりして
お城には忍者対策が実際に見られるし
石垣が上部に行くほど反り返っていたりするのも、登りにくくするためだとか聞いたことあります…城で説明読んだと思う

本作の見せ場もこの、城への侵入!石垣登り!なかなかの緊張感
魔法みたいなファンタジックな忍術使わない忍者の任務はほとんど『ミッション・インポッシブル』でした
臨機応変に機転を効かすことが重要
17人も居たのに(この時点でかなり減ってしまっていたようですが)次々と命を落としてしまった
忍びの者は命を捨てて城主を守るんだよねー
最後の1人も命懸けだったけど運良く生き延びただけだよなぁ

先程『赤影』を出しましたが里見浩太朗氏は赤影にも出てますね→竹中半兵衛役
本作では伊賀忍者の主人公役でした

伊賀側のカシラ 伊賀の甚伍左が渋くてカッコよかったです(大友柳太朗)✨