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追撃機のmhのレビュー・感想・評価

追撃機(1958年製作の映画)
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ジェット戦闘機くくりの戦争もの。
・アメリカ空軍伊丹基地がメインで登場する。
・朝鮮戦争(1950-1953年)が終わって間もない時期。
・ジェット戦闘機の傑作F86(愛称:セイバー)がメイン扱いされてる唯一のアメリカ映画。
NTR系のチープな人間ドラマより、戦闘機が主役といってもいい映画。
ミリオタの素養がないため、ゴジラシリーズでばんばんたたき落とされていたのがこの映画に出てくるF86だとググって知った。
間近で撮影された空中戦がすごかった。飛行機雲ができたすぐ後を追いかけるように飛んでる飛行機から撮影してる。なんでも編隊飛行はかなりのテクニックが必要とのことで、この映画見てると簡単にこなしているのでいろいろ誤解してしまいそう。
終盤、敵地に墜落した仲間を助けるというどっかで見た展開になる。
「トコリの橋(1954年)」とか、「イントルーダー/怒りの翼(1990年)」とかか。戦闘機ものにはこういうフォーマットがあるのかもね。
ノーランの「ダンケルク」でやってたみたいに、敵地で放棄する際は、戦闘機を燃やすのが決まりなんだろうと思って見てると、なにもせずに乗り捨ててたので驚いた。
協力的な現地人を見殺しにしたあと、中共軍だか北朝鮮軍だかにも復讐も果たし、主人公たち一行はギリシャ軍と合流して助かることになる。ギリシャ軍の大雑把な軍服良かった。
飛行機の爆音がして男女ともそらを見上げる。女はその後男を見つめるけど、男は空を見上げたままという、ベッタベタだけどいいラストカットだった。
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