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ママおうちが燃えてるののseapony3000のレビュー・感想・評価

ママおうちが燃えてるの(1961年製作の映画)
4.0
就職先はJOQR文化放送、市井のルポタージュはそのまま自身の生活にも地続きで、離婚した弁護士の夫で子等の父は映画のなかには出てこないけど、似ているらしい長男はじめ、ひとりひとり性質が違う子どもたちの成長をみていると(放浪癖のある甘えん坊の次男は高熱で夭折しちゃう)、夫婦の離婚もどちらかの善悪で片づけられない、まさに性格の不一致が根本にあることが印象に残るし、後半は出てこないお手伝いの倍賞千恵子のその後の生き方や子どもたちのそれぞれの将来もそれぞれに関係を築いていくんだろーな、とか。石浜朗みたいな立ち位置の長男こと宗方さん、警官の吉田輝雄もナイスキャスト。鰐淵は鰐淵らしさ全開の長女役。白々しいくらい涙ぐましくまとめてはいるけど、千景さんの芯のある存在感を軸にズシッとくる松竹ホームドラマ。文化放送の先輩は園井サン。園井サン出てるだけでなんかイイのよね〜。
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