タカナリ

キリング・ショットのタカナリのレビュー・感想・評価

キリング・ショット(2011年製作の映画)
3.1
麻薬の売人であるテスは仲間達と共に、組織のボスから、シマを荒らしている者を突き止め、取引している麻薬を押さえるよう命令を受けた。テス達は取引場所のダイナーへと向かったが、そこで予期せぬ銃撃を受けた。

ブルース・ウィリスが主人公のように見えますが、主人公はテス役のマリン・アッカーマンです。
ブルース・ウィリスは組織のボス・メル役で、全体的にあまり登場しません。ブルース・ウィリス目的の方はがっかりするタイプの作品です。
ですが、ブルース・ウィリスは今回の脚本に惚れ込んで出演を決めています。

ストーリー自体は、メルのシマで勝手に取引しているとされる奴らを暴き、麻薬と金を押さえるという単純なものです。
しかし時系列がバラバラなので、前半はまぁまぁ混乱します。後半にどういう流れか分かるようになっています。

注目なのはやはりブルース・ウィリス。
長く出ているのは最後だけですが、それでもカッコ良かったです。銃を構えた姿がたまりません。
そして共演のフォレスト・ウィテカー。
なかなかに気持ち悪かったですし、とんでもない勘違い野郎でした。車止めた時のあのやり取り。ウザかったですがハラハラしましたね。


気になったのがキャラクターの台詞。
「そのキャラクターはそういう事話すかな」と感じるくらいに、台詞がキャラクターに浸透、シンクロしていなかったように思います。無駄話長いし。

あとストーリー展開。
時系列バラバラにして最後に流れが分かるのは良いんですが、特に衝撃展開もありません。ただただ混乱しただけ。
せめて最後ド派手にしてほしかった。
ダイナー爆破とか。


テス、もう少し賢いと思ってました。あんな簡単に信用するとは。
まぁ、だから仲間バカしかいないんでしょうけど。