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キリング・ショットのkiritoのレビュー・感想・評価

キリング・ショット(2011年製作の映画)
2.5
【酒場】

構成自体だけでいえば比較的面白かった。
終盤のシーンが冒頭にあり、その日の事件にいたるまでを過去にさかのぼっていく。
80年代映画でよくとられていた手法といったところで、監督のやりたいことも何となくわかる。
しかし、ストーリーが極めて普通、登場人物も特筆して愛すべきキャラクターがいないというが問題だろう。
あまりにも内容がないので構成がうまいだけにもったいなさを感じる。

また、ブルースウィリスが主演のような扱いになっているのだが、これは嘘。
全体の登場時間は10分くらいだろうか。
いわゆるいつものB級ジャケ詐欺の典型例である。

脇を固めるのがフォレストウィテカーで安定の顔芸と汗でサイコパス感はでるのだが、彼だけで救える映画ではなかった。

ビデオスルー納得の一作。
なぜ借りたのか本気で不明。

2020.1.22
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