諸星だりあ

劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカーの諸星だりあのレビュー・感想・評価

2.7
ディケイド夏映画。
TV版ラスト2話の前に入るエピソードらしい。
士の素性が明らかになり、またその意外性を軸にディケイドは大詰めに向かう。

TV版からそうだが、とにかくディケイドは設定も展開も粗い。それはキャラや作品のコンセプトからどうしようもない部分もあるのだがこの映画の序盤、衝撃的な事実が明らかになるというのにイマイチ乗り切れないのは雑なエピソードの積み重ねの一つにしか見えないからではなかろうか。
大ショッカーというのも、昭和ライダーファンへのサービスの一環にしか見えないがそれも滑っている。
結城丈二役に彼が出てくるがあまりにイメージが違い、もうてんやわんやである。
しかしこの映画で唯一評価出来るのは、彼の台詞であった。

「罪は消せない…背負っていくしかない。
例え孤独でも命ある限り戦うんだ。
それが…仮面ライダーだろ」
諸星だりあ

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