人生のいろいろが詰まっている映画。
先日のNHK紅白で審査員に俵万智さんが出演されていたのでお正月再鑑賞。
とにかく寅さんはダメ男…。
人としてホントに大切なものは何かを、シリーズを通して示してくれる男前な寅さんですが、こと自分のこととなるとヘタレの極み。
責任を取らないな男って…最悪。
今回も女医がハマる三田佳子さんと相思相愛なのに、例によって敵前逃亡です。
あーなんて歯がゆいワンパターン。
シリーズ第10作『…寅次郎夢枕』での八千草薫さんからの衝撃のプロポーズ！以来、寅さんの無責任一代は加速します。
40作目昭和最後の本作でもヤツの性根は変わりませね。
何人のマドンナを泣かせてきたことか。
まぁ泣かされても来たんですけど。
「サラダ記念日」とタイアップして、とらやからくるまやになって三平ちゃんが来て、ついに早稲田大学に登場と、新時代に向けてチャレンジングな本作ですが、寅さんのダメっぷりは永遠でした。
