1974年 イラン アッバス・キアロスタミ監督初期作（モノクロ）
イランの小さな町の10歳の少年ガッセム君。
サッカーに夢中で、勉強に身が入らず、母も先生も手を焼いている。
テヘランで行われる試合を観に行きたくて、往復の長距離バス代やチケット代のため、友達アクバルも巻き込みつつ、母や町の人たちをあの手この手で騙して何とかかき集める。
親に内緒で一人家を抜け出し、夜行バスでテヘランに向かうガッセム。
無事、試合を見ることが出来るのか。。。
他に見た後期の監督作に比べ、ほっこり感や可笑しみはなく、痛々しくやるせない感じ。
ガッセム君のこの後のことをつらつらと考えてしまう読後感でした。
