Kota

ジャケットのKotaのレビュー・感想・評価

ジャケット(2005年製作の映画)
2.9
“死を意識するところから人生は始まる。”

湾岸戦争で頭を打たれたジャック(エイドリアンブロディ)は記憶障害になり、覚えもない警官殺しの罪を被せられる事に。そして病院で精神治療と称して実験的にジャケット(拘束具)で縛られて安置所に閉じ込められる。そこで彼は極限状態の中、15年後の2007年にタイムスリップし、未来から過去を変えようとする。

あらすじ最後の一文でいきなりファンタジーに。別に「縛られたい」訳ではない。縛られたことで未来に行くことができるという事。辻褄が合わないことが多数あり、ラストも複数解釈。すごい解釈をしてる人もいて、それほど奥が深い映画なんだと思う。中々腑に落ちない映画だが、幼きキーラナイトレイと、今は亡きブラッドレンフローが見られたので満足。個人的に最後の問いの答えは「何時間でもある」だと思う。
Kota

Kota