ベビーパウダー山崎

コンフェッションのベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

コンフェッション(1998年製作の映画)
2.5
90年代トレンドの一つジョン・グリシャム的なミステリーに寄せているのだと思う。ばればれでバカみたいな変装している犯人を大まじめに映している間抜けな映画は嫌いじゃない。映画における「変装」って何なんだろう。いつか暇なら老後にでも考えてみたいテーマ。
主人公のモノローグで物語も心情も説明してくれる知恵遅れにも優しい作り。いまの映画みたいにダラダラしてない。100分前後で無理やり締めて、なんかやりきった感のスローでハッピーエンド。ラストの語りはなんとなく『ショーシャンクの空に』の匂いも。人類には90年代アメリカ映画ぐらいの娯楽が一番心地よい。