ナツミオ

ガントレットのナツミオのレビュー・感想・評価

ガントレット(1977年製作の映画)
3.3
NHK-BSPプレミアムシネマ録画鑑賞

”ご迷惑をおかけしますがバスを降りてください……
 …とっとと動け‼️“
〜ガス・マリー

公開時、劇場鑑賞。
クリント・イーストウッド監督・主演のB級アクション

ある事件の証人の女性を誤送する警官と彼らの命を狙う巨大な組織との死闘を描くサスペンス・アクション。共演は当時の実の愛人でもあったソンドラ・ロック。

原題 『The Gauntlet』

1977年米作品
監督 クリント・イーストウッド
脚本 マイケル・バトラー デニス・シュリアック
音楽 ジェリー・フィールディング
撮影 レックスフォード・メッツ
出演 クリント・イーストウッド ソンドラ・ロック パット・ヒングル 

日本語字幕 半田典子

(NHK番組内容より)
クリント・イーストウッド監督・主演のサスペンス・アクション。
イーストウッド演じる警官・ショックリーは、ある事件の証人を護送することになる。証人は若い女性ガス・マリー(ロック)で、巨大な組織に命を狙われ、目的地に着くと殺されてしまうと言う。そのことばを裏付けるかのように、2人は次々と不可解な事件に巻き込まれていくが…。

イーストウッド作品おなじみの俳優たちが出演、全編アクションの連続で、ラストの壮絶な銃撃シーンは圧巻。

当時、使用した銃弾の数が話題となったような記憶⁈

警察上司の立場がまずくなる裁判の証人を護送するはみだし刑事(でか)の活躍を描くアクション映画。

荒野で野営するシーン。
ショックリーがガスにビンタ!
反対に急所蹴りの逆襲…
プライベートも想像してしまう⁈

中盤、フェニックスへ向かう前に入ったモーテルでショックリー(イーストウッド)から送られたバラの花束を最後まで離さないガス・マリー(ロック)がいじらしい…

またロックが実家へ久しぶりに電話し、唐突に”ショックリーと結婚する“と告げるところも、ショックリーのビックリ顔に笑う‼️
そして自身のオッズ100倍に全財産$5000を賭ける!
そこから何故か彼女が主導権を。
決心した女の意志は固い‼️

実生活と被ってしまう⁈

この頃、ソンドラ共演作品は多く、クリント作品では顔馴染みの女優さん。

オープニング、エンディングの音楽は、ジャズ・トランペット、アート・ペッパーの物憂げなトランペットの音色が哀愁を誘う。

バスの運転席に鉄板を貼り闘いに挑むが、
終盤、『荒野の用心棒』的な展開を夢想したが、鉄板はぶら下げて無かった⁈

まぁ間違いなくB級作品だが、久し振りに観ても楽しめた‼️



【忘備録】
ガントレット (刑罰)
Wikipediaより
ガントレット(Running the gauntlet, gantletとも綴る)とは、刑罰・体罰の一種。罰を受ける者は二列(gauntlet)に並んだ兵士の間を通り抜けるように強制され、通り抜ける間に両側の列の兵士が棍棒や鞭で殴ってゆくもの。

登場人物
・ベン・ショックリー Sockley
- クリント・イーストウッド
アリゾナ州フェニックス市警察に勤務する警察関係者。徹夜でポーカーをしたり、髭を剃らずに出勤するなど、だらしない。半狂乱の態度をとられたとはいえ、女性であるマリーに手を出すなど、少々粗暴。一般人のマリーに拳銃を渡すなど荒唐無稽だが、そのマリーに拳銃を突き付けられても平然とする胆力を持つ。

・ガス・マリー Mally
- ソンドラ・ロック
ある事件の裁判で検察側の証人として出廷する予定の女性。情婦。気が強い。売春の罪で警察に捕まっている。素人ながらに銃の扱いに長けている。

・ジョセフィン Josephson
- パット・ヒングル
刑事。ベンの友人。

・ブレークロック Blakelock
- ウィリアム・プリンス
市警察委員長。

・フェイダースピール Feyderspiel
- マイケル・カヴァナー
検事。

・警官
- ビル・マッキーニー

・ウェイトレス
- キャロル・クック

・ジェイル・マトロン看守
- マーラ・コーディ

・ブッキー
- ダグ・マクグラス

・巡査部長
- ジェフ・モリス

・バイカー
- サマンサ・ドーン
- ロイ・ジェンソン
- ダン・ヴァディス

・バス運転手
- カーバー・バーンズ

・救急隊員
- ロバート・バレット
- ロジャー・ロー
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