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ガントレットのLEOのレビュー・感想・評価

ガントレット(1977年製作の映画)
3.0
証人護送を命じられるが、実はそれは事件の揉消しを謀る上司の罠で、追手をかわしながら闘いながら、真実と何も成し遂げてこなかった自分への戒めのために裁判所まで帰って来るって話。

監督・主演がクリント・イーストッド。
『ダーティー・ハリー』シリーズで脂が超ノリノリな時の作品だけど、「今は大御所監督と言われてる彼もこんな作品を撮ってた時代があったんだなぁ」って感じ。

正直ツッコミどころあり過ぎ。
家が崩れるほどとかバスもボロボロになるほどとか、とにかく銃を乱射したいだけかい!と言いたくなる。
それぞれに25万発の爆竹を仕込んで、遠隔で銃弾大の穴が空くという仕掛けを作って撮影したんだって。
携帯もないし監視カメラもあまりない時代だから連絡しなきゃ場所も特定できないし、移動方法ももっといいのがあるだろ!とか、マスコミなんかを味方にしちゃえば楽に闘えるじゃん!とかタイヤ狙えばバス止まるだろ!とか言いたくなるが、それはヤボなのか?

常に上司と対立し、犯人もとことんまで追い詰め、サディスティックな拷問も辞さず躊躇なく射殺できるハリー・キャラハンとはちょっとばかり違うキャラかも知れないけど、このころのイーストウッドはやっぱりガンアクションだけだったんだね。
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