こういう、他吉のような頑固一徹で無骨、素直になれない男の人は、この時代多かったのかもしれない。
妻や娘、孫娘のために必死で働いても、なかなか想いが伝わらなかったり…。
当時の名バイプレイヤー・殿山…
フィリピンで大工事を成し遂げ、その後明治、大正、昭和、三代を生き抜いた熱い男の一生を描いた物語。
辰巳柳太郎演じる他吉が昔の日本の熱い男のイメージそのもので良かった。とても不器用だし、その頑固な生…
1956年昭和31年川島雄三監督の名作。織田作之助の原作が面白い。貧乏長屋だけで話が進むのに、常にフィリピンの労苦と成功が主人公の支え。世代や時代が変わっても人の考えることは変わらない。人情に溢れる…
>>続きを読むフィリピンで難工事の末に道路を造ったのが自慢の佐渡島他吉.働き者でやんちゃな憎めないキャラですが,家族を巻き込んでいく姿に次第にうんざりしてしまいました.最終盤の親子3代の思いをこめた孫娘の逆襲には…
>>続きを読む明治、大正、昭和を生きた辰巳柳太郎演じる、たーやんが『じゃりン子チエ』の鉄を彷彿とさせる頑固者で家族を振り回す。
その妻と孫の二役を演じる南田洋子、
娘役の高友子の可憐さと、
たーやんとの掛け合い…
明治から昭和にかけて生きた破天荒な男の一代記。
芝居のていねいさよりもテンポでもっていく演劇的なリズム感が、大阪の長屋裏の空気をつくりあげている。
それにしても主人公は、よくもこれほど身近なもの…
川島雄三監督が「洲崎パラダイス」の次に撮った1956年の作品。
フィリピンの道路工事から帰った男、ベンゲットのたあやんの明治、大正、昭和を生き抜いた半生。
前半で立て続けに大事な人たちを失い、戦争…
『無法松の一生』『馬喰一代』等に連なるオヤジ半生記。
無法松たちは無骨でありつつも万人受けする純朴なキャラクターだったが、本作の“たぁやん”こと辰巳柳太郎は、完全に戦前・戦中の価値観で生きる時代遅れ…
1956年 モノクロ 98分 川島雄三監督作品。フィリピンでの道路の難工事を終えた たあヤンは大阪に戻る と娘が生まれており妻はすぐに他界してしまう。たあヤンは人力車を引き、この娘 さらに戦争を挟ん…
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