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わが町のragaのレビュー・感想・評価

わが町(1956年製作の映画)
3.5
身体張っての精神論で勝負する主人公 “たあやん”、とことん自身を追い詰めて死んだらお終いだと異議を唱える娘や孫、ここで物別れになると思いきや若年側が年輩を許す。若年の方が寛大な心を持っていて年寄りは融通きかない頑固者だと示唆している。先例遵守な島国の現在はどうなっているのか、若年はそんな意地っ張りな連中など相手にしていないかしらん。見放された高齢者に居場所があるのだろうか、死ぬまで現役にこだわる、過去しか拠り所がない “たあやん” は悪くない、ただ切ない。
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