このレビューはネタバレを含みます
うーん、この終わり方にはイマイチ納得できないです。己の罪と結局最後まで真に向き合うことなく死んでいくたあやんは、劇中でも言われたようにただ自分が気持ちよくなっていただけじゃないですかね?マニラには行かないという決断をハッキリとして欲しかったです。
もちろん良いところもあって、晩年の老いの弱々しさや、開戦から終戦までをめちゃくちゃ短いスパンで表現していた部分などはグッときました。
己の罪を告発されるシーンを入れたのだから、ラストはもっとそこを生かして欲しかった…。自分が昭和を知らないのも乗れない大きな原因であるとは思いますが。