肉体派頑固親父の一代記。明治生まれの男の開拓精神は分からなくとも、親との衝突や和解は誰しも経験するもので、なればこそ周りを不幸にしながら腕一本で突き進む男がやがて年老い、時代遅れの老害になっていく姿…
>>続きを読む次々と起こる悲劇を淡白に描きながら主人公の佐渡島他吉がバイタリティで乗り越えていく前半とそんな他吉が時代に置いていかれる哀愁を帯びた後半。明治〜昭和の揺れる時代背景を踏まえながら他吉という強烈なキ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
織田作之助原作(監督と仲が良かったらしい)。大阪の長屋で暮らす男の人生を明治・大正・昭和を通して描く。
川島雄三にしては珍しく、とてもオーソドックスな内容だと思う。
主人公のターやんは個性が強く…
たーーーやん……
不器用で頑固な男の生き様。
今の時代では有り得ないことが多く受け入れられないところも多いが、終盤は泣いた。
実家や祖父母に対して反抗的な部分があるわたしにとって、胸が痛くなる映画だ…
自分勝手で昔気質な頑固親父ターヤンの生き様。テンポよくあっという間に時間が経過し不幸の連続も淡々と描かれるが、年老いた後半、孫とのエピソードでは泣いた。身内に居たら大変やけど少し離れて客観的に見ると…
>>続きを読む明治から昭和までの壮大な物語をテンポよく描く様子は、ゴッドファーザーのよう。しかし内容は、家族を不幸にしていく逆ゴッドファーザーである。
全体的には、おもしろくない。緊張感がない代わりに、愛嬌がほ…
こういう、他吉のような頑固一徹で無骨、素直になれない男の人は、この時代多かったのかもしれない。
妻や娘、孫娘のために必死で働いても、なかなか想いが伝わらなかったり…。
当時の名バイプレイヤー・殿山…
ゲロつまんない。死ぬかと思った。人力車の車夫、辰巳柳太郎が頑固&古臭い価値観クソじじぃ過ぎて周りの大事な人間を次々と不幸に追いやるくせに全く自分が悪いと思ってない途方もない悪で見ていて嫌になった。車…
>>続きを読む帰還兵を背景に子供がいたことを知らされる、祭りを背景に再開、仕事始めと昔の仲間との再会そして娘にお父さんと言われる女が危篤の知らせ、と情報がてんこ盛り、なにかが常に起こっている。
くそじじい最高の演…