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オール・ザ・キングスメンのとぽとぽのレビュー・感想・評価

オール・ザ・キングスメン(2006年製作の映画)
2.0
理想に燃える若者目線で語られることが多い"政治家(腐敗)側近モノ"の原点的作品(?)をブッシュ2期目に豪華キャストでリメイク

好きかどうかは別として、ノリノリなショーン・ペン!この世に清廉潔白な者などいないのだろうか?とりわけ力を持つ者において…作品中盤くらいから始まり最初に戻るスコセッシお得意の方式。
理想に燃える実直な男と、現実を傍観するだけの若者。オレンジソーダをストロー2本で。かと言って、ショーン・ペンの役柄、あるいはアプローチ演じ方としては、最初からそんな良い人には見えなくて、結構言いたい放題イカつくヤンチャそうでもある。つまり、ハーヴェイ・ミルクというよりミッキー・コーエンなモード。他にも、現実と割り切れない理想に燃えるマーク・ラファロに妹役ケイト・ウィンスレットなどなど豪華キャスト。にも関わらずそこまで…グッと来なかったリメイク。"善"は"悪"から生まれ、逆もまた然り?

You don't matter!
P.S. 髪型に関しては『ミスティック・リバー』など普段の彼らしさもありながら『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』の頃のニコラス・ケイジが「モミアゲからハゲ始めたのか」などと思ったときみたいにモミアゲ無く、横はガッツリとシャリシャリしていた。
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