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夏の夜は三たび微笑むのkazu1961のレビュー・感想・評価

夏の夜は三たび微笑む(1955年製作の映画)
3.7
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-393 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-565

🖋クライマックスは結局、めでたしめでたしなのか。。。名匠ベイルマンが描いた複数の男女が入り乱れる恋を描いたロマンティック・コメディとも言える作品。難解な作品が多かったベイルマンにしては明快なプロットでとても分かりやすい優しさがある作品。本作では巨匠への道が確約されたんですね!!

🖋ベイルマンらしい20世紀の初頭のスウェーデンの地方の牧歌的生活を舞台にユーモアとエロティックに満ちた作品ですが、その計算された構成や、素晴らしいショットの構図、そして実力派俳優たちの素晴らしい演技で完成度の高い作品です。

🖋その優しさに満ちたプロットと完成度が高く評価され、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネート、詩的ユーモア賞を受賞しました。

😌tory:(参考: Amazon )
20世紀初頭のスウェーデン。著名な弁護士であるフレデリックは、若い後妻のアンと、先妻との間に生まれた息子ヘンリックと暮らしていた。フレデリックは、かつての愛人で女優のデジレを忘れられず、彼女の舞台を見に行く。その夜、彼女の家を訪れるが、デジレには彼女のパトロンで、現在の愛人であるマルコム伯爵がつきまとっていた。他方、息子のヘンリックは、若き義母のアンに想いを寄せていたが、メイドのペトラに誘惑されていた。フレデリックと縒りを戻そうとするデジレは、ヘンリックとアンを結びつけ、自分がフレデリックの妻になろうと計画する。彼女は皆を集めてパーティを開くが…。各々が様々な思惑を抱きながら、夏の夜は更けていくのだった。

🔸Database🔸
・邦題 :『夏の夜は三たび微笑む』
・原題 :『Sommarnattens leende』
・製作国 : スウェーデン
・初公開 : 1955
・日本公開 : 1957/02/05
・上映時間 : 104分
・受賞 : ※※※
・監督 : イングマール・ベルイマン
・脚本 : イングマール・ベルイマン
・原作 : ※※※
・撮影 : グンナール・フィッシェル
・音楽 : エリク・ノルドグレン
・出演 : ウーラ・ヤコブソン、エヴァ・ダールベック、ハリエット・アンデルセン、グンナール・ビョルンストランド、ヤール・キューレ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
スウェーデンが生んだ巨匠イングマール・ベルイマンが、20世紀初頭のスウェーデンを舞台に、男女の交錯する思いを軽妙なタッチで描いた恋愛喜劇。弁護士のフレデリックは若い後妻のアンと、先妻との間に生まれた年頃の息子ヘンリックと幸せに暮らしていた。一方で、かつて情事をかわした舞台女優のデジレへの思いも捨てきれず、デジレの舞台を見に行った夜、彼女の家を訪れる。しかし、デジレにはパトロンである伯爵がつきまとっていた。一方、息子のヘンリックは、若き義母のアンに思いを寄せていたが、メイドのペトラの誘惑にも流されそうになっている。デジレは、ヘンリックとアンを結びつけ、自分がフレデリックの正式な妻になろうと計画。関係者を集めてパーティを開くが……。1956年・第9回カンヌ国際映画祭で「詩的ユーモア賞」を受賞している。「ベルイマンの黄金期 ’50-‘60年代 6本の傑作」(2014年7月26日~8月8日)にてデジタルマスター版で上映。2018年の「ベルイマン生誕100年映画祭」(18年7月~、YEBISU GARDEN CINEMAほか)でリバイバル上映。
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