古池

夏の夜は三たび微笑むの古池のレビュー・感想・評価

夏の夜は三たび微笑む(1955年製作の映画)
4.7
非常に、おもしろいです。
ベルイマンのコメディ。
「君にならイボまでも、さらけだせる」「きれいに別れた男は、あとで役に立つ」
みんな個性があって良い!美形揃いですし。
貞淑な、おさな妻の奥様と奔放なメイドがベッドで、きゃっきゃしているシーン、ドキドキしてしまいましたわ…。でも弁護士である旦那の元恋人が、自立していて勝ち気でキュート。
軍人の妻の暗い情熱を秘めた愛情にびっくり。コメディなのに、ちょっと浮くくらいに。
弁護士夫妻、弁護士と前妻の息子(神学生)、弁護士家のメイド、弁護士の元恋人の舞台女優、舞台女優の恋人の軍人夫妻。何角関係?
男性では軍人が、おバカで好き。
ワインの伝説とか女優の母が語って、晩餐会で恋の鞘当ては本格スタート。洒落た会話に美しい映像。
神学生、アイツは好かん。
ベルイマン、重いのが専門みたいですが、私はこれ大好きです。

「あくびが二人を分かつまで」
古池

古池