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夏の夜は三たび微笑むの人間のレビュー・感想・評価

夏の夜は三たび微笑む(1955年製作の映画)
3.5
弁護士のフレデリックと彼の若妻アンを中心に、彼の愛人やそのまた愛人、ひいては息子や使用人も巻き込んで起こるベルイマンの恋愛群像劇。
ベースにはラブコメや下ネタなど俗っぽさが占めつつも、詩的な台詞や独自の愛の解釈、愛欲への皮肉など隠し味程度にベルイマンっぽさがあります。
後半になるにつれて登場人物が増えますが、昼ドラのようなドロドロした愛憎劇!という感じはあまりなく、終始さっぱりとしているのが印象的でした。
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