なっすん

インクレディブル・ハルクのなっすんのレビュー・感想・評価

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)
3.5
―ハルク・・・スマッシュ!!―

【あらすじ】
スーパーソルジャー計画の実験を行っていた科学者ブルース・バナーは、実験に失敗し大量のガンマ線を被爆してしまう。緑色のモンスターへ変貌した彼は、体のコントロールの仕方を訓練しながらブラジルへ潜伏するが、アメリカ陸軍に居場所を突き止められてしまう。
特殊部隊から逃れながら、自身の身体を治療を完了させるためアメリカへ戻る。
一方、特殊部隊の兵士であるブロンスキーはハルクを止めるべく超人血清を自身に打ち込むが、余りあるパワーを押さえきれず暴走してしまうのだった――


◆◆◆◆


ワンダビジョン鑑賞後のMCUマラソン。
今や“マーク・ラファロ”がハルクとして認知されているなか、俳優交代が起きる前の初代ブルースバナー“エドワート・ノートン”版ハルクはとても貴重。
マーク・ラファロのバナーは気弱な中年男性の印象が強いが、エドワート・ノートンが演じると気弱な性格の中に灯る勇気の火が見えかくれする青年といった印象。 
基本吹き替えで鑑賞する私ですが、弱々しく見えるのは水嶋ヒロの吹き替えのせいもあるのかな。良くも悪くもなんか頼りない声をしていた。

MCUでハルクを主人公にした映画はこれ一本、以降アベンジャーズやソーなど至るところで活躍はするものの、他作品のハルクはどうも指示されて動くチームメイト感が否めない。自分の意思で悪に立ち向かうバナーを楽しめるのはこれだけ、というのは勿体ない気がする。しかしマーク・ラファロを主役にしたハルクの映画はなんか物足りなく感じるんだろうなあ。エドワート・ノートンでそのままシリーズが進めば単体作品の続編も期待できたのかなあと思ったり。
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