ぴの猫

トイ・ストーリー3のぴの猫のネタバレレビュー・内容・結末

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

アンディがおもちゃで遊んでいたのも今は昔。アンディは大学に入学する年齢になり、カウボーイ人形のウッディたちおもちゃは託児施設に寄付されることになった。しかし、そこに待っていたのは乱暴な子どもたち。ウッディは脱出に成功するものの、アンディの元へ行くか、仲間たちを助けに戻るかの究極の選択を迫られる。

~感想~ ネタバレ有り
アンディが大人になり、大学入学で実家を離れなければならないことに。
そこで要らないもの、要るものなど分けているときにおもちゃ達もその対象になる。
この時点でもう悲しくなる。非常に泣ける。
ウッディは大学へ、他のおもちゃは屋根裏へ。
悲しい、悲しすぎる。
なんやかんやあっておもちゃ達はサニーサイド保育園へと向かう。
ここを取り仕切るロッツォとかいうピンクのクマ、なぜか人気があって商品化されてたりする。
憎たらしいキャラは嫌いなのでロッツォは嫌いです。
サニーサイド保育園では保育園の惨状が描かれていたり、ホラーテイストな脱出劇が見れたりと楽しいシーンが続く。
脱出劇のラスト、ゴミの焼却機に曝されるおもちゃ達は死を覚悟する。そして皆で手を繋ぎその最期を待つ。
絶望感しかなく、この映画の涙ポイントだ。
そして物語は佳境へ。アンディ宅に戻ってきたおもちゃ達は屋根裏への箱へ入る。
ウッディは大学へ行く箱へ入るのだが、アンディと母のやり取り、アンディとの写真を見て思い立つ。
ここも涙ポイントが高い。
終幕はボニー宅へ。
おもちゃをボニーに託すことを決めたアンディとおもちゃ達のお別れの時だ。
アンディはおもちゃ達を丁寧に一体ずつボニーに紹介していく。
ここで既に涙腺から涙が出てくる。
最後に残ったウッディを見つけるボニー。
アンディは渡すことを一瞬躊躇うが、ボニーに託した。
もう鼻水も出てくるレベルの大号泣ポイント。
そしてアンディはおもちゃへ最後のお別れを告げる。
完璧すぎる。100点。こんな映画があっていいのかと。
自分も昔はたくさんのおもちゃに囲まれて生活してきた。
引っ越しするのでお別れしたおもちゃも多い。
大人になるにつれてお別れしたおもちゃもある。
そんなおもちゃたちを思い返すと余計に泣ける。
自分はアンディみたいにおもちゃと向き合えてこれただろうか。いや、できなかった。
そんなことを考えさせられる大傑作。
とりあえず感動したいならこの映画を見よう。

それからのあの4、それは荒れるのもわかる。
4を受け入れるかどうかは個人次第だが、3のラストがあってからの4の冒頭はちょっと受け入れがたいものがあった。
しかしメッセージ性もあったりするのがピクサー映画のすごいところ。
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