ジャケ写のイメージでこんな雷蔵観たくないと、避けていた映画。
ところが全然違った。完全にツボにハマってしまった。
こんな雷蔵、観たことない。
やっぱり役者だ。
山崎豊子の同名小説を市川崑が監督して…
この"味"を出せるということ。結局は自分で作りだした闇に沈みこむような根暗が撮ってる映画でしかない作品においてすらこの"味"っていうのはさすがは市川雷蔵というほかなし。しかし60年の京マチ子はすごい…
>>続きを読む冒頭、落語家の春団子にきくぼんが自身の過去を話すところから内容がスタートする。
映像が美しい映画だった。
しきたりと厳しい祖母と母親の最強の二人に育てられたきくぼん。立派なぼんちになる為に恐ろしいし…
山田五十鈴の大阪弁はやっぱり最高。しきたりに縛られた舟場のぼんぼんと妾たちの物語、それぞれの妾たちの個性が強くて面白い。一番好きなのは蔵のシーン。若尾文子はやっぱりビューティフル。男の女の話だけど、…
>>続きを読む面白かった
きくぼん
そうかぁそうかぁ
ダイヤでんねん
がセリフとして印象に残った。
エロシーンをうまくカットすることで品の良いエロさが表現出来ている。
遊びをちゃんとやるのはこうなるのかっていうの…
山崎豊子の小説大阪船場モノに中学時代ハマって愛読した時期あった。大店旦那の花街遊びや女系家族の式たりや婿旦那の悲哀etc古き良き大阪商人の知らない世界に何故か魅せられた。女家系から久し振りに産まれた…
>>続きを読むこの映画はきくぼんではなく、きくぼんを取り巻く女たちの話である。ひとりひとり違った立場があり、自分が主人公であるかのように振る舞う。しかし特にぶつかる訳でもない。だからこそ、その散らかりを昇華した入…
>>続きを読むぼんち
山崎豊子の女系家族の変奏曲的な感じ
オープニングクレジットは見ているこちらが恥ずかしくなるぐらいにスタイリッシュで気負いすぎ感がある
ラスト近くの風呂場のシーンは男には御せないエネルギー…
【放蕩息子】
市川崑監督✖️撮影宮川一夫のコンビでは『おとうと』よりも好きだったりする市川雷蔵主演の好色一代記。原作は山崎豊子。
果てしなく豪華な撮影、美術、セットや贅沢を極めたゴージャスな女優…