大阪船場にある足袋問屋の河内屋五代目、一人息子の喜久治の物語。
豪華な女優陣を目当てにみましたが、
それを上回るほど、市川雷蔵のぼんぼんっぷりに参りました。
絶対こんな若旦那、実際にもいたんだろ…
結構破茶滅茶なことが起きているのにいつの間にかどこか哀愁愛着を感じていた、市川雷蔵がそう思わせる空気を漂わせていた
女という存在の美しさにはやはり叶わないところあるよな、と思わせる映像はつくづく良い…
大阪の足袋問屋の跡取り息子の不思議なぼんぼん人生。
結婚せずに妾を何人も囲い、空襲で大打撃を被り、かなり山あり谷ありの人生のように見えますが市川雷蔵の佇まいにはそんな感じがありません。
私、妾なん…
市川雷蔵氏の作品は何本か観たが、やっと氏の素晴らしさを感じた作品。
まず作品のテンポが良く飽きずに最後まで楽しめた。
女優合戦ともいえる女優人の演技が観ていて飽きない。
そして様々な女性像を観る…
船場商家の老舗足袋問屋の若旦那(市川雷蔵)の一代記。
物語に起承転結を求める自分のような幼稚な鑑賞者にとっては、イマイチ。
「えっ?終わっちゃうの?」って。
終わり方もとってつけたような感じ。…
男児を産んだら五萬圓、女児なら壱萬圓。男尊女卑な描き方されててこれ大丈夫か、と思ったけど後半"男はつらいよ"って展開になっていくのが上手い。終盤の湯舟に浸る京マチ子、若尾文子、越路吹雪の魔女の3密。…
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