Jaya

ぼんちのJayaのネタバレレビュー・内容・結末

ぼんち(1960年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

船場のボンボン喜久治の女性遍歴を回想するお話。ぼんぼんのしっかりしたのをぼんちというらしい。

ひたすら原作の出来事の羅列で、抑揚もなく一本調子で退屈でした。時折挿入される画面いっぱいの平面的な構図は美しかったですが、浮いていてあまり効果的なように思えませんでした。

配役は豪華ですが、ハマってる人がいなかったというか力を出す暇もなかった印象。喜久治は飄々としたボンボンは合っていても、図太い色男の商人という側面は全く出せてないように思いました。唯一、勢以だけ見応えを感じました。

船場の特殊性や女との因縁も薄く、ラストの風呂場も皮肉にもなっておらず、豪華な俳優陣を愛でるだけという映画でした。
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