大阪船場にある足袋問屋の河内屋五代目、一人息子の喜久治の物語。
豪華な女優陣を目当てにみましたが、
それを上回るほど、市川雷蔵のぼんぼんっぷりに参りました。
絶対こんな若旦那、実際にもいたんだろ…
結構破茶滅茶なことが起きているのにいつの間にかどこか哀愁愛着を感じていた、市川雷蔵がそう思わせる空気を漂わせていた
女という存在の美しさにはやはり叶わないところあるよな、と思わせる映像はつくづく良い…
大阪の足袋問屋の跡取り息子の不思議なぼんぼん人生。
結婚せずに妾を何人も囲い、空襲で大打撃を被り、かなり山あり谷ありの人生のように見えますが市川雷蔵の佇まいにはそんな感じがありません。
私、妾なん…
市川崑らしいテンポの良さ。
宮川一夫の極端な俯瞰、端に寄せた構図。画面の中に頻繁に差し込まれる奇抜な赤色。芥川也寸志の激しさと気怠さを併せ持った劇中音楽。こんな日本映画があったのか。
日本家屋内の…
【市川崑特集⑥ 戦場(せんじょう)から船場(せんば)へ】
また長らく更新が空いてしまった。ちょっと来年あたり個人的に大きなイベントがあるので色々と準備に手こずっておりました。
という訳で久しぶり…
私が初めて観た雷蔵様映画
(京マチ子映画祭にて)
その後、かっこいいのもいろいろ観たけど、私は「ぼんち」と「炎上」の雷蔵様がいいなと思った。
上方落語にでてくる、ご大家の若旦那の世界が映像で見ら…