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風の又三郎 ガラスのマントのmuraのレビュー・感想・評価

3.8
これもフィルムマラソンで鑑賞。『少年時代』を見たついでであったが、なかなかの怪作。

宮沢賢治「風の又三郎」を原作とする映画。父を亡くし、肺を患う母と暮らす少女・かりん。山里深くにある学校に通い、まわりの森林で遊ぶ。そこに転校生がやって来る。風変わりな容貌の少年・高田三郎を、同級生たちは「風の又三郎」だと呼ぶ…というあの話。

こういった映画が作られていたんだ。あの時代ならではともいえるか。

あのころ目にすることも多かったファンタジー感あふれる作り。でも、わずかにホラーテイスト。そこに樹木希林の怪演。何ともいえない感じだが、もしかしたら忘れられないかも 笑

山と川と森と里と、描かれる自然は魅力的。
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