No.1614
2008年 監督・脚本・原作 橋口亮輔
日本映画の傑作は、真っ直ぐに心に突き刺さる。邪魔するものがない。それはあまりに直接すぎて時に戸惑ってしまうこともある。この映画なんか、特に…
このレビューはネタバレを含みます
冷めた笑いと脱力したテンポに乗せた、夫婦のぎこちない再生。あるんだろうな、と思う。でも、気遣いの最果てに初めて成り立つ夫婦関係や、テレビや新聞のシャボン玉に閉じ込めた殺人事件みたいな日常化した異常か…
>>続きを読むリリーフランキー演じるカナオの言葉やキャラクターがとてもよかった。
夫婦の話で家族の話で、絵を描く人の話だと思った。それくらい、ふたりにとって絵を描く行為がひとつの夫婦の繋がりになっていると思った。…
観たいと思いつつなぜか観てなかった作品
ハッシュが大好きなだけにハードル上がってたからかそこまで楽しくなかった
女の私辛いんですアピールがうざくて途中までしんどい
楽しくなってきても傍聴シーンでい…
とある夫婦の10年間とその周囲で起こったことについて。
きちんとしたかった翔子が様々な出来事がきっかけで疲弊して崩れていく。法廷画家の仕事しながら絵画教室の講師もして妻を支えるカナオ、結婚したての…
ふたりの夫婦の話を観ていた事実と同じくらいに、時代を覗いた感覚が残り、己と他者と社会がひと続きであることを思う。まさしく、ぐるりのこと。
リリーフランキーと木村多江が心を通わせたのはいつなんだろうか…
(C) 『ぐるりのこと。』プロデューサーズ