作家林芙美子といえば「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」が有名らしいですが、私が子供のころ、昭和17年生まれの母の学生時代のアルバムにこの詩がかかれており、子供心に人生って儚いんだなと思った覚…
>>続きを読む高峰秀子の名優たるわけはこういうところにあるよなと思いながら楽しんだ。
感情豊かに俗人的なキャラクター。
彼女が林芙美子を演じ文字通り記念碑的作品である。
産みの苦しみとは正にこのことで、全編の多…
唄が吹き替えなしとはいくら東海林太郎に仕込まれたとはいえほんとになんでもできる女なんだよな。この人の強さはやっぱり意地汚いぶさいくがやれるところ。しかし成瀬は室内の上手さが異常(なのでロードムービー…
>>続きを読む監督 成瀬巳喜男
脚色 田中澄江
母親 田中絹代
田中絹代監督の乳房でも脚色を担当してた田中澄江を追って、林芙美子に辿り着き、放浪する高峰秀子に出会った。秀子の演技が圧巻。ふにゃっとした猫背。しか…
これは完全に高峰秀子力が押していて、成瀬演出みたいなものはだいぶ鳴りをひそめている気がする。でもまあ小説書いてる時の顔が1番美しい、というのはちゃんとそう見える説得力で撮られているからやっぱり流石の…
>>続きを読む若い草笛光子と宝田明の美形がすぎて驚いた………草笛光子…美…………
私でも分かるくらいの俳優がいっぱいで楽しい
今見ても面白いと思うくらいに展開がすっきりしてるのは林芙美子だからなのか成瀬巳喜男だか…
約20年ほど前にラピュタ阿佐ヶ谷で見て以来の再見。哀愁の加東大介の存在くらいしか覚えていなかった。高峰秀子の林ふみ子がモノローグで話を進めて行く。「放浪記」ができるまでといった感じ。晩年、作家として…
>>続きを読む林芙美子作品でお馴染み高峰秀子が遂に本人役を熱演
こりゃ幸福なほどに役にはまっていてにっこり満点ですよ。本編は不幸まっしぐらのお先真っ暗なのにね。
本作は森光子版公開後の映画と言うこともあり、脚本…