やまおか

放浪記のやまおかのネタバレレビュー・内容・結末

放浪記(1962年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

「放浪記」、名前だけは知ってて初見でしたが、非常に面白かったです!
 困ったらお金を貸してくれる(ていうか実質寄付)便利な召喚獣安岡さんに涙不可避! 性欲の弱みで何かある度に貢いでしまい、ATMを貫く男気に全ワイが号泣!
 とか言いつつ、ヒロインの留守中に勝手に部屋に入ったり(ちゃぶ台に札を置いて帰る無言寄付行為で草 ヒロイン作の詩を勝手に読んで暗記して口ずさんでそう)、金を貸した直後に「結婚しちくり~」と最悪のタイミングで口走ってしまったりと、絶望的にキモい歩く非モテみたいになってて、さすがの畜生評論家のワイもちょっとダークドン引き! 変に一回もヤラないでいたらヒロインがどんどん神格化されてしまった的な辛みがありました。
 ラストもワンチャンあるかと思いきや、ヒロインは知らない間に画家(木賃宿にいた彼。多分)と結婚してるし、いくら何でも畜生展開過ぎィ! と思う一方で、安岡さん的には平穏な生活破壊フラグを回避したとも言えるワケで、安岡さん内のヒロインのイメージを悪化させずに終われて、これはこれでグッドエンドな気もするのでした。
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