放浪記のネタバレレビュー・内容・結末

『放浪記』に投稿されたネタバレ・内容・結末

男への執着、自己憐憫、弱者のナルシズム。歪んだ自己愛と奥底の弱さがみて取れた。己の悲壮を恨み節で吐露するという作家性で成功するまでの放浪が描かれている。彼女の恵まれない境遇も伝わるけれど、他との接し…

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この地味で辛気臭い話がどうしてここまで面白くなるのかが謎すぎる。とにかく見ていて退屈に感じるところがまったくない。個人的には成瀬のベストの一つ。

貧困に苦しみ、すぐ感情をあらわにして人と衝突し、ど…

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長いけど面白い。林芙美子の隣の気のいい人、映画「女が階段を上るとき」ではデコちゃん騙してたね。男運がないっていうか、面喰いだからしゃーないってところが腑に落ちた。福地さん?すげー嫌な男だったな。でも…

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花のいのちは~の詩は同監督「浮雲」
にもでてくる。

どうしようもなく男に惹かれてしまう女というところは「浮雲」と共通しているけれど、大きく違うのは

「わたしの人生はこれだけじゃないんだぞ」

と…

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花のいのちは短くて苦しきことのみ多かりき。

本作の最後の最後、この一文で鳥肌が立った。何と素晴らしい作品だろう。こういう詩的な作品を観ると自分は映像よりも何よりも言葉を信じる文学の虫なのだとつくづ…

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適役。
貧すれば鈍するにならないのは、女優の品位の高さにもっぱらよっている。
成瀬の画面はこのような伝記には相性がピッタリである。
高峰秀子は何を演じてもチャーミングだ。
お話が単に成功してハッピーエンドというようなスッキリしたものではなく、グレーの曇り空のような余韻のあるものだったこと、そして高峰秀子の演技のやさぐれ具合や人間臭さが良く、とても味のある映画で楽しめた。

すばらしい。


テンポ良。
林芙美子さんが、いつ、早く、この生活から脱していくのか、ヒリヒリ見せられる感覚。

的確なカット割。
構図。目線。

カフェにて、ときちゃんが、おじさんの妾にされそうな…

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高峰秀子、演技が凄まじいのな。
女優、というか役者って面白い仕事ね。
あんな自由自在に人を演じられたら、さぞ愉快でしょう。

芙美子の極貧幼少期から作家先生になるまでの人生物語。
林芙美子という実在…

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「放浪記」、名前だけは知ってて初見でしたが、非常に面白かったです!
 困ったらお金を貸してくれる(ていうか実質寄付)便利な召喚獣安岡さんに涙不可避! 性欲の弱みで何かある度に貢いでしまい、ATMを貫…

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