『阿賀に生きる』から10年、
あの自分の仕事に誇りを持って見事な年のとり方をした人の多くが亡くなり、田んぼは荒れ果て、風景も変わっている。
残された妻や子もいるが、終始寂しさが流れている。
完全に消…
佐藤真監督『阿賀の記憶』(2004)
"天国"とはまさにこのような光景に近いのかもしれない。
『阿賀に生きる』から10年の時はたしかにそこにあった。そこに暮らしていた人々の魂が静かな風にのって草…
めちゃ抽象になったなあと。障がい者アートの二作はまだ見てないけど、SELF……寄りの不在と記憶を巡る作風の方が佐藤真の持ち味なのかな。
十年前の阿賀撮影の記憶を感傷的なものとして消費したくないと監督…
消化なんてできるわけないし、おそらくするべきでないかもしれないし、当然しなくて良い映画なんですね。
というか、「消化」ってなんだ?
ただそこに映画があるということ。
映画においては「存在」があっ…
野外に張られたスクリーンに「阿賀に生きる」を写してるのはぎりわかる気がしないでもないんだけど、そこに加工で被せてスタッフロール入れたりすんのは素でわからん。
田んぼの真ん中で民謡を歌うのを正面から撮…
これは病人「が」撮った映画だろうと思いながら観ていたら、ほんとうにカメラマンの方が脳梗塞で倒れて立ち直って直撮られたものだったらしい。よくわかる。
関係は全くないが、映画館を出たら通りがかったおじ…