曖昧な希望の弱まる光を見失い、自分を曲げられるほど強くもなく、安定や富でもなく、愛ですらなかった、生きる目的。生まれた意味が分からないような、薄明かりで何も見えない、夜なんだ。それでも何が埋めるはず…
>>続きを読む地方から都会に出て、志半ば、挫折して男娼になる。
日本でもよくある話です。
タイトルがいい。
原題は「キスはしない」娼婦のお決まりの言葉。
テシネ監督はゲイで、よくサブテーマに同性愛を取り上げる。
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俳優になりたい!!と大都会パリに上京してきた17歳の少年が、やがて夜の世界にどっぷり溺れていく姿を描いた青春ドラマ。音楽フィリップ・サルド♬.*゚
少年を男娼の世界へ導くフィリップ・ノワレ。真っ赤な…
このレビューはネタバレを含みます
公開時にオデオン界隈の映画館で観ました。その後テレビでも見た覚えが……
パリに出てきた若者が、生活苦から中年の金持ちの男に「キスと挿入以外は何でもします」(原題の『僕はキスはしない』はこれからとられ…
シネフィルからの評価がやたら低いテシネであるが本作は面白いという噂だったので観た。
普通に良かった。
主役のピレネー山脈の羊飼いが役者をめざしてパリへという話なのだが、冒頭農村の風景をベースに脳内…
ピレネーの山中から出てきたアイツのやらかしがいろいろスゴイ。社会が極端で無軌道すぎるアイツ。役者にならなれそうとシェークスピア暗記できずハムレットがわからず泣き去るアイツ。「私の好きな季節」で母のひ…
>>続きを読む無軌道な若者だが男娼の世界、夜の世界に入りそこで世界と対峙するようになる。田舎と都会、夢と現実、昼と夜と2世界を行き来するような物語で三島由紀夫の鍵のない部屋をなぜか想起した(たぶん道徳と非道徳、管…
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