このレビューはネタバレを含みます
原題はシンプルに、バイクに乗る女。撮影も兼ねてるカーディフの監督作。
3週間で飽きた夫を見限り、浮気をしに国境を超える道中、過去を回想する。バイクにまたがりながら、ベンチで寝ながら、ついには酒を引っ掛けて。
マリアンヌの夢ではなぜかアランがサーカスの団長で、馬にまたがり鞭でマリアンヌをしばくと肌が露わになり、終いには全裸で直立騎乗を披露する。ベッドシーンは極彩色の画面がちらちら反転するサイケ調。
ハイデルベルク大学教授のアランの専門はなにか。本屋の娘は頭を絞って考える。哲学?人類学?いいえ、ポルノ学に違いない!
セリフはちとうるさいが、フリーラブを求めてハーレーに跨がり、腰を浮かせてにたにたするマリアンヌの顔がさわやかな後味
ハーレーとバッドエンドの空撮は「イージー・ライダー」思い出すが本作のほうが一年早いし、ちゃんとフロントガラスにずぼはまりしてる