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ワイルド・アニマルの一のレビュー・感想・評価

ワイルド・アニマル(1997年製作の映画)
3.2
キム・ギドク監督の長編二作目

おいおいギドクの映画にドニ・ラヴァン出てたのかよ…
しかも二作目で…
正直これがこの映画一番の衝撃ポイントだった

パリが舞台となっているため、メインの役者も韓国人は三人のみで、いつもとは少し空気感が違う感じ
それゆえいつものギドク節は少なめで、白塗りの美女などが出てくる為どこかアトリエ的な雰囲気すらありました
と言っても後半にかけてギドク感がみるみるうちに湧き上がってくるので、徐々に釘付けになれたし、もちろんハッピーエンドはない

犯罪の世界にどっぷり浸からされる堕落的なストーリーの中で、二人に熱い友情が芽生えていく様はグッとくるし、その男臭い感じが良い

前作かつデビュー作でもある『鰐』でも、同じように水中で男女が手錠で繋がっているシーンがありましたが、それにかなり近い演出が本作にもありましたね

これまで観てきたギドク作品に比べると、それほどノレずに正直微妙だった感は否めないけど、ファンなら観ておくべき一本でしょう☝🏻✨

〈 Rotten Tomatoes 🍅-% 🍿29% 〉
〈 IMDb 6.2 / Metascore - / Letterboxd 3.0 〉

2020 自宅鑑賞 No.454 GEO
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